みなさまこんにちは!

エブリデイゴールドラッシュ  時計担当の宮澤です。

 

 

近年アンティークウォッチが人気です。
昔からアンティークウォッチの市場はありましたが最近ではその人気に拍車がかかっています。

顕著な例では20年前には30万円でやり取りされていた時計が200万円で店頭に並んでいたりします。
ロレックスなどのブランドが目立ちますが合わせてその他の時計にも注目が集まっています。

アンティークやヴィンテージと呼ばれるものにはどんなものがあるのでしょうか?

 

目次

◎アンティークウォッチとは?

◎アンティークウォッチの人気の理由

◎アンティークウォッチ購入で注意したいこと

・アンティークウォッチとは?

 

 

アンティークと言えばフランス語で「骨董品」を表す言葉です。
私たちは年式が古く希少価値のあるものをアンティークと呼んでいます。

家具や食器、雑貨、宝飾品、そして時計。様々なジャンルの物にアンティークと呼ばれるものがあります。
本来アンティークと呼称されるものは製造されて100年以上のものを指していると言います(※1)。

ただし腕時計の場合は意味合いが少し変わってきます。

①製造年が50年以上経過している腕時計

これは腕時計の本格的な製造がまだ100年ほど(※2)のためであるそうです。

②クォーツ時計登場前の1970年以前の時計

SEIKOからクォーツ時計が発売される1969年以前の時計を指しています。
今年は2019年なので①とほぼ内容は同じになりますがここから5年10年と経つと
随分該当する時計が変わってくるかと思います。

他にもブランドや団体、研究者によって定義は変わってくるようです。

 

 

オメガ コンステレーション BA768.0803 オメガ公式webページより

・アンティークウォッチ人気の理由

 

 

①デザイン性

何と言っても現行品には無い当時の”特色”を反映したデザインが人気の一つでしょう。

ブランドの特色を出すために生まれた奇抜な配色の個体。
視認性の向上のために試行錯誤を繰り返してデザインされた文字盤。
着け心地を考慮して生まれた特色のあるブレスレット。

現代の時計とは趣を異にした味わい深いデザインに多くの人が魅了されています。

②エイジング

どんな時計も製造から年数が経つと様々な変化が現われてきます。
年数を経て顕れる時計の変化をエイジングと言います。

・文字盤の色焼けや劣化

・ケースの傷や打痕

・傷を消すため磨き上げ(ポリッシュ)をして時計のフォルムが変わる

お店に並んでいるときは全く同じように見えてもそこから購入されてどの様に扱われたかで全く違う時計の様になることがあります。
1本1本コンディションに違いがあるアンティークウォッチにはまったく同じものは無いのです。

コンディションやエイジングを調べながら”自分だけの1本”を探すというのは宝探しのようで楽しいですよ!

③レアリティのある個体を探す。

エイジングとは別に珍しい仕様のモデルは人気が高いです。

・文字盤の豊富さ

特別な素材を用いた文字盤などはなかなかお目にかかれないものです。

オークや翡翠、オニキス、ジェイドなど天然素材で作られたものもあまり出回っていません。

また職人が手作りで仕上げた七宝焼き、彫刻されたダイアルなどは今の時計にはない物も多々あります。

 

      

 

 

左はロレックス 18038 ウォールナット 文字盤はオーク素材

右はユリスナルダン サンマルコ 文字盤はクロワゾネ(有線七宝焼き)

・書体や表記のバリエーション

現代と違い、昔は文字盤を社外の会社で作ってもらっている時計ブランドがありました。
1つのモデルの文字盤を2.3社の会社が作るということもあり文字盤には微妙な違いが生まれることがりました。

 

 

 

ロレックス 1665 シードゥエラー 同じレフ番でも王冠の形状が違う

少し不格好な気もしますし中には偽物と疑われたこともあるかもしれませんが、
現在では逆にその文字盤の違いが特別感を演出していて探し求めている方も多いようです。

 

・リューズや針、インデックスなどパーツの違い

時計を構成するパーツも実は同じモデルでも違いがあるものが見られます。
リューズの大きさや溝の深さ、インデックスの大きい、小さい、金属であるかどうか。。。

ブランドが時計の操作性や耐久性、美観などの改善を目的に仕様変更をしているために
こういった細かな点で違いが出てきます。

こちらはアンティークに限らず現行品でもたまに見られるので探してみるのも面白いですね。

 

 

 

・アンティークウォッチ購入で注意したいこと

 

 

アンティークウォッチ(もしくは製造から一定期間経っていて現在廃番の物)はとても魅力的です。
しかしその購入に際して注意しなければいけない点もあります。

①水、磁気に注意

腕時計の天敵、磁気。特にアンティーク時計をお持ちならさらに注意が必要です。
長い間使用されてきた腕時計はケースのゆがみやパーツの隙間などが生まれて水が入る可能性があります
高い防水性能が備わっているモデルも注意が必要です。

また現代では磁気に対する意識が高まってきましたが50年も前の時計となると
磁気に対する備え自体がほとんどありません

なぜなら昔はPCもスマートフォンもなく、強力な磁気を発するものがほとんどなかったためです。
現代のように周囲に強力な磁気を発するものがある環境では保管場所にも気を配りたいところです。

②オリジナルに近い状態の物を選ぶ

気をつけたい点は

・文字盤や針、ベゼル、ブレスレットなどが純正品とは違う物に変更されていないかどうか?

・ケースを磨きすぎてフォルムが変わってしまっていないか?

・ムーブメントが違う物になっていないか?しっかり動作するか?

と言ったところでしょうか。

 

アンティークウォッチは製造から長い年月使用されてきた時計です(保管品などを除いて)。
OH(オーバーホール:分解清掃)も何度も行ったり、場合によってはパーツの交換もあったでしょう。

この時、純正のパーツではなく代用品を用いたOHや修理をしていた場合、本来の姿の腕時計とは違う姿になってしまっています
もしその時計を売る際には買取額が大きく減額されたり買取不可となってしまう可能性もあります(※3)。

こういった修理をされた時計はコレクターの方が見たら「年式やパーツがちぐはぐな印象だな」と捉えられるかもしれません。
もちろん所有する方の自由なので了承されているのであればその限りではありません。

※ただ純正パーツ出ない場合、不具合が起こる可能性もありますし、ブランドのOHが受けられないなどのデメリットも忘れてはいけません。
パーツなどが交換されている場合、改造品とみなされてしまうこともあるのです。

③アンティークウォッチのOHについて

OHはブランドで正規のOH、とお考えの方も多いと思いますがアンティークウォッチは一筋縄ではいきません。
製造から一定期間を過ぎた時計はOHを受けられなくなる可能性があります
技術的な問題や純正パーツのストックがないなど理由は様々です。

中には永久修理を掲げるパテックフィリップなどのブランドもありますが珍しいケースです。

パテックフィリップのサービスセンター

 

なのでアンティークウォッチの場合ブランドの正規のOHではなく時計工房での修理を依頼するケースが増えてきます。

技術力の高い大きな工房では古いモデルの純正パーツをストックしているお店もあるので
パーツ交換なども安心してお任せできますね。

ただOHの際に”どのように修理するか?”を決めてお店のスタッフさんと相談することも必要です。
OHは「時計がしっかり動作すること」が第一ですので純正品が無い場合は代替品で修理することもあります。

「時計がきちんと動けばパーツはこだわらない」のか、「販売当時の状態、パーツに近い修理」を望むのか、お店のスタッフさんと相談するのがおすすめです。

 

・まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

アンティークウォッチと聞くと古いのにどうして人気があるのだろう?という不思議に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、こうして色々な要素を聞くととても奥深い世界であることがわかります。

オメガ OMEGA コンステレーション 12角 ダイアル 14902 自動巻式 

 

まだまだ、ここでは書ききれないくらい広く深い世界です。

時計に興味のある方は是非お店や本でその深遠な世界に触れてみてください。

きっとアンティークウォッチの虜になりますよ!!

※1 WTO=世界貿易機関 定義
※2 1906年カルティエが発売したサントス。1900年発売のオメガは懐中時計にストラップをつけたものであまり振るわなかった。
※3 パッキンやばね棒など消耗が激しく何度も交換されるパーツは例外。

 

 

 

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