みなさんこんにちは~。商品センターの陸です。
先回、サファイアの加熱処理に関する豆知識を皆さんに紹介しましたが、少しでも役に立ちましたか?実は、皆さんの手元にある他の色石も、さまざまな処理をされた可能性は非常に高いです。5月の誕生石としてのエメラルドは、この中の一つですよ。
では今回、引き続き、エメラルドに関するエンハンスメント処理についてお話したいと思います。
目次
1、エンハンスメント処理とは
2、トリートメント処理とは
3、特別な注意点
鑑別書やソーティングでは、「通常、○○が行われています」と記載されています。エンハンスメント処理を言ったら、加熱処理と含浸処理です。
加熱処理は以前にも紹介しましたが、高熱で石持っている潜在的な美しさを引き出す目的で用いられる人的手段と言われています。主に、ルビーやサファイアなどに使用されています。
含浸処理はオイル処理とも呼ばれています。エメラルド以外、ルビーにも含浸処理があります。エメラルドは一般的に内包物があります。そのインクルージョンは結晶のときに生じたものが多いので、このままでカット、研磨、加工などを行うと、拡大する可能性があります。
エメラルドの特徴ともいえるインクルージョンを目立たなくして透明度を上げるためにオイルや樹脂を注入します。その原理は、エメラルドの屈折率とオイルや樹脂が近いからです。また、表面を改善するために、ワックス加工という表面への含浸処理もあります。
トリートメント処理は宝石に、自然界では起こり得ないような科学的な変化を引き起こし、色や透明度を大きく変える処理です。例えば、染料や着色剤など化学薬品を使って、宝石に色を付けます。
エメラルドはオイルや樹脂の含浸処理がされているものが大半の為、洗剤での洗浄は絶対にしてはいけません。ご自宅ではシリコンクロスを使い、軽く拭く程度にして、専門店に任せるのが一番です。超音波洗浄も厳禁です。
まとめ
今回は人気のエメラルドにおけるエンハンスメントについて紹介しました。一言で説明すると、「エンハンスメント」はエステのようなものですが、「トリートメント」は整形のようなもの。皆さん、銀座東洋ジェエリーのブログをどんどん読むと、自分の好きな宝石の事が分かるようになりますよ~
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