こんにちは！
最近の暑さで額からの汗が止まらない
エブリデイゴールドラッシュ時計担当の石川です！
本日はロレックスのスポーツウォッチによく使われる
夜光塗料の移り変わりについてお話しさせていただきます！
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目次
・夜光塗料の種類
・ロレックスの夜光塗料の移り変わり
・まとめ
・夜光塗料の種類
そもそも夜光塗料には
「自発光塗料」と「蓄光塗料」の2種類存在しています。
「自発光塗料」はその名の通り
自ら光を発する塗料で、暗闇はもちろん
明るいところでも実は光っています。
「蓄光塗料」は
光を蓄えると書きますので
太陽の光や蛍光灯などの光を当てて
吸収し、光を放つものとなっています。
・ロレックスの夜光塗料の移り変わり
ロレックスに使われていた（使われている）夜光塗料は
今までに４種類変更されています。
それでは
ロレックスに使用されていた
夜光塗料を紹介していきます
一番最初は
「ラジウム」という放射性物質の塗料です
ロレックスで初めて採用された夜光塗料で
これに蛍光物質を混ぜることにより光を放ち
1960年頃まで採用されていました。
ラジウムの半減期は約1600年という長さで
ほぼ半永久的と言っても過言ではないですね
では、今もラジウムが使用されているモデルは
光っているか？というとそうではありません。
なぜなら、ラジウムに混ぜられた蛍光物質のほうが
劣化してしまい、光を失ってしまいます。
「放射性物質」と聞くと怖いイメージがありますが
このラジウムが発するα線は紙1枚で防げてしまうものです
なので時計使用者に影響はありませんでした。
しかし、当時の文字盤を制作している工場では
夜光塗料を筆を使って手作業で塗っていました。
そして塗る際に穂先を舐めて整えるため
ラジウムを直接体内に取り込んでしまい
健康被害が出てしまいました。
その後、ラジウムの使用に規制がかかり
ロレックスも1961年頃に次の塗料に
切り替えが行われました。
次の塗料は
「トリチウム」というこれまた放射性物質を使用しました。
しかし、トリチウムはラジウムと比べ半減期が約12年と短い
放射性物質の中では最も危険性の少ない物質となっています。
トリチウムも紙1枚で防げてしまえるので
トリチウムが使用された時計は普及しました。
トリチウムは1997年頃まで採用されていました。
そして3つ目の
「ルミノバ」という夜光塗料です。
放射性物質を使用していないので安全性は確立できているのですが
長時間の発光が出来なかった蓄光塗料
そんな常識を覆して放射性物質を使わず
長時間の発光を実現したのが
「N夜行 スーパールミノバ」でした！
なんとこの塗料日本の根本特殊化学株式会社
という会社でした。
日本の技術力が
世界一の時計ブランドに使用されていたなんて
なんだか感慨深いですね！
そして最後は
「クロマライト」という青く光る夜光です
こちらはロレックスが独自に開発し、特許も取得しました。
発光時間が長く、2007年頃から採用され
ミルガウス、オイスターパーペチュアルに採用されていました。
2008年に発売されたディープシーにももちろん採用されたことにより
クロマライトの知名度が上がりました。
そして現行のロレックスの殆どがクロマライトを使用し
深く青い光を放っています。
・まとめ
いかがでしたか？
現在では正規でクロマライト以外のロレックスを見つけるのは
ほぼ不可能ですが、中古市場には出回っっています。
試しに下げしてみることをオススメします＾＾
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