みなさんこんにちは~。商品センターの陸です。

サファイアを購入するとき、「加熱処理」という言葉をよく聞こえますよね。加熱処理をしたサファイアは天然のサファイアではないですか?偽物ですか?あるいは本物でも品質は良くないですか?皆さんは加熱処理について、さまざまな疑問を持っていますよね。

では今回、サファイアの加熱処理について、お話したいと思います。

目次

1、サファイアの加熱処理とは

2、非加熱のサファイアの希少性

1、サファイアの加熱処理とは

サファイアの加熱処理は、500~1600度もの高温で石を加熱し、淡い色の石を濃いめに変えたり、内部の汚れを除去したりする目的で行われます。ただし、加熱処理によって石の内部の組織を破壊してしまうこともあるため、美しいインクルージョンを持っている天然のサファイアにとっては、加熱処理が必ずしも良いというわけではありません。

2、非加熱のサファイアの希少性

現在市場に流通しているサファイアの9割以上は加熱処理されたものです。その為、非加熱サファイアに出会えるのは奇跡に近いことと言っても過言ではありません。それに、出会えたとしても、値段はかなり高いです。

石の内部に美しいシルクインクルージョンを持っていることは非加熱サファイアの特徴です。なぜなら、石の中に見える絹の糸のような内包物は、高温で処理される際に溶けてしまうことが多いからです。

まとめ

サファイアは加熱処理によって、色と透明度を整え、美しく仕上げます。加熱処理は、宝石が隠し持っている素敵な魅力を引き出せるので、サファイアでは許可される処理(エンハンスメント)と言われています。