みなさんこんにちは!! ゴールドラッシュさいたま見沼店の戸室です。
(ツイッターhttps://twitter.com/gr_tomuro )
だいたい見沼店にいますので、わからないことがあればご相談ください。

今回の記事は、弊社ゴールドラッシュの公式動画とリンクしています。
記事の方が詳しく解説していますので、どちらもご覧いただければと思います。

今回ご紹介するのは、ピンクとオレンジの混ざった色味のとても珍しいパパラチアサファイア
サーモンピンクとも言えるでしょうか、2つの色味が混ざって絶妙な表情を出すサファイアです。

~目次~

パパラチアサファイアとは

注意事項

パパラチアサファイアか調べる方法

まとめ

 

 

 

・パパラチアサファイアとは

 

 

オレンジとピンクの中間色、サーモンピンクに近い色味のサファイアです。

サファイアは赤以外全ての色味が出ると言っても過言では無いくらい、
色のバリエーションが多い宝石ですが、中でもパパラチアカラーは最も評価の高い色味です。
中々他の宝石でこの色を見つけることは難しいでしょう。

そんなパパラチアサファイアですが、他の宝石と違って購入する際にいくつか注意することがあります。

次章で見ていきましょう。

・注意事項

パパラチアサファイアのジュエリーや、裸石(ルース)を購入する際に気をつけることとして
鑑別書がちゃんとついているか、
また、どこの機関が発行した鑑別書なのかをチェックする必要があります。

こう書くと何を初歩的なことをと思いますが実際これはとても大事なことで、
鑑別書がないサーモンピンクのサファイアは、パパラチアサファイアを名乗ることが出来ないのです。

詳しく見ていきましょう↓

①色味が全て
まず知って欲しいのが、パパラチアサファイアにはピンクサファイアやオレンジサファイアと
比較して成分に違いがほとんどないということです。
これが例えばルビーとサファイアであれば、同じコランダムという鉱物ではあるものの、
含まれているクロムの量に差があるため成分から区別ができます。
ブラックライトを当てた時に、赤く蛍光する成分ですね。

パパラチアサファイアの場合、固有の成分が無く産出量は少ないものの
色々な場所で採れるため各鑑別機関のマスターストーンと見比べて、
見た目の色味でパパラチアかどうか判断されているのです。

 

②鑑別機関が大事
色味でパパラチアかどうかが判断されるため、鑑別機関によって基準に差があります。
ただ後で触れる『ベリリウム拡散加熱処理』の検査をしてくれるのが日本だと中央宝石研究所なので、
それと合わせて中央宝石研究所の判定が一番信用できるかなと思います。

こちらは中央宝石研究所の『パパラチアサファイア』の鑑別書
宝石名のところはサファイアと書かれ、備考欄にパパラチア・サファイアと表記されます。
体感ですが、色がピンクまたはオレンジに寄っているものは多少もう一方の色が見えても
パパラチアとは認められません。

③問題のベリリウム拡散加熱
色味でパパラチアの判定が出ても安心はできません。
最後に最大の関門、ベリリウム拡散加熱処理の検査があります。

サファイアは一般的に、色味を良くする目的で加熱する処理をされていることが多く、
この処理自体は自然がやり残したことを人間が少しだけお手伝いしていると認識されており全く問題はありません。

ただ、この加熱の処理時にピンクサファイアとベリリウムを一緒に加熱することで
奇麗なパパラチアカラーに変色させる技術があります。
この特殊な加熱処理のことを『ベリリウム拡散加熱処理』と言い、平たく言うと後付けで色を着色しているため、宝石市場では評価されません。

正確には、拡散加熱処理の検査の前に宝石に熱と光を加える検査があり、放射線等による変色の有無を調べられます。
その後、拡散加熱の疑いがある物に拡散加熱の検査を行います。
宝石からごく微量の資料を削り取るため、拡散加熱の検査を受けた石は小さな穴が開いています。

パパラチア・サファイアの認定を受けるためには、色味の検査 放射線や含侵による着色の検査
ベリリウム拡散加熱処理の検査といった何重にもなる検査があるのです。

もし、パパラチア・サファイアのジュエリー・裸石(ルース)を購入される際は、
その宝石が中央宝石研究所の鑑別書を取っているか確認することをお勧めします。

・パパラチアサファイアか調べる方法

パパラチア・サファイアの認定を受けるのが大変なことは伝わったと思います。
この章では、実際にパパラチア・サファイアの鑑別をもらうまでの手順をお伝えします。

まず、中央宝石研究所に宝石を持ち込みます。
この時、指輪やトップなどジュエリーに加工されているものは受けてくれないため
ルースの状態で持ち込む必要があります。
宝石を持ち込む方法は郵送か直接持っていくかの2通りです。
郵送の場合は送料や返送料、代引き手数料、向こうでの梱包料は自己負担になります。

前章で触れたとおり、最初は色味を見られます。
この時点で、ピンクやオレンジサファイアとしてはじかれた宝石の鑑別書は
ソーティングというお安い業者用の物を選べます。(料金は2.200円)

色味でパパラチアの判定が得られた場合、次は一定時間熱と光を加えて反応を見る検査になります。
この検査では、サファイアに人工的な着色がされていた場合に変色することがあるため同意書を求められます。

最後に拡散加熱処理の検査が行われます。(検査費用 3.300円)
石に小さな穴をあけるためこれも同意書を求められます。

こうして検査をクリアすると、晴れてパパラチア・サファイアと認められるのです。
別名パパラチア・サファイアと表記された鑑別書は、ソーティングでは発行してもらえないため
本のような形の一般的な鑑別書になります。(検査費用に追加で3.960円必要)

・まとめ

パパラチア・サファイアはその唯一無二の美しい色味から、とても人気の高いサファイアです。
人気なので染めや着色をされた物も多く、信頼できる鑑別機関の認定が必要になります。
購入する際は鑑別書をしっかり確認する必要があります。

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