加工オパールと天然オパールの見分け方

加工オパールと天然オパールの見分け方

みなさんこんにちは
花粉症の薬の眠気と戦っている。エブリデイゴールドラッシュ久喜店店長小栗です。
本日は加工オパールと天然オパールについてご紹介します。

～目次～

・加工オパールの種類

・ダブレットオパール

・トリプレットオパール

・見分け方

・まとめ

・加工オパールの種類

プレイオブカラーと呼ばれる遊色効果は宝石に現れる光学効果の一つで宝石の表面に虹色の色彩を表します。
見る角度や光の当て方次第で様々な色彩の変化を楽しむことができます。
この遊色効果が見られる宝石、それがオパールです。
遊色効果の鮮やかなものほど人気、価格が高くなりますのでよりよく見せようと加工されたものが多く出回っています。
加工された代表的なものがダブレットオパールとトリプレットオパールです。

・ダブレットオパール

ダブレットオパールは天然のオパールの下に鉄鉱石などの母岩を貼り合わせたものです。
この加工で遊色効果や輝きが増し、ブラックおぱーるやボルダーオパールのように見せることができます。

・トリプレットオパール

トリプレットオパールは薄くスライスしたオパールの上から透明のガラスやプラスチックなどをかぶせ、下からオニキスなどの黒い素材を貼り合わせたものです。
上に被せた透明の素材がレンズのような働きをして、遊色効果が全体に広がっているように見えます。
また、下に黒い素材を貼り付けることにより遊色効果や輝きが増します。
これもブラックオパールに見えるように作られたものです。

・見分け方

まずオパールの裏面を見ます。天然オパールは裏を塞ぐ加工はほとんどありませんので、裏側が金属で覆われているものは加工オパールの可能性が高いです。
また、裏から見てオニキスのように艶のある黒い素材だった場合も加工オパールです。
次に側面から見ます。真横から見て母岩とオパールの境目が不自然にまっすぐであれば接着剤で貼り合わせた加工オパールの可能性が高いです。
同様に横から見て、オパールの部分が透明で遊色効果が見られないものはトリプレットオパールの可能性が高いです。